(愛知大学記念館 愛知県豊橋市畑町1−1)

愛知大学の豊橋キャンパス内には多数の陸軍の遺構が残ることで有名である。

この地には、かつて第十五師団司令部が設置され、軍縮による同師団の廃止後は、変遷を経て豊橋陸軍第一予備士官学校が置かれた。

したがって、ここには、明治時代から昭和までの遺構が残されているのである。

写真の建物は当初第十五師団司令部庁舎として、後に予備士官学校本部庁舎として利用されたもので、明治41年に臨時陸軍建築部名古屋支部が設計、大林組が施工した。 木造二階建て、瓦葺きである。

現在は、愛知大学記念館として保存されている。

(本項の画像提供 ”陸軍歩兵中佐”様)

(平成21年12月23日初掲載)