陸軍工兵学校

(千葉県松戸市岩瀬 松戸中央公園、聖徳大学等)

旧陸軍工兵学校正門跡

現在は松戸中央公園の入口になっているが、門柱と歩哨舎が残っている。

門柱を近くで見たところ

非常に重厚でしっかりした造りである。「陸軍工兵学校」の表札を掛けた金具がまだ残っている。

歩哨舎

コンクリート製の歩哨舎。ほぼ完全な形で残っている。

旧学校敷地内から正門を見る

写真正面は地方検察庁等で、辺り一帯は元は工兵学校の作業場(訓練場)であった。

陸軍工兵学校跡碑

正門跡を入って左側に進んだところにある。

揮毫は「元陸軍中将 宮原國雄」。

台座の銘板には次のように記されている。

「陸軍工兵学校は主として工兵が技術を研究練磨しその成果を全国各工兵隊の将兵に普及する使命をもって大正八年十二月一日景勝の地ここ相模台上に創立せられ逐年その実績を挙げ大正十五年十月二十八日摂政宮殿下の台臨を始めとして幾多の栄誉に浴せしが昭和二十年戦争の終局とともに光輝ある二十七年の歴史を閉じたり。いま台上往年の面影を留めずよって縁故者あい謀り記念碑を建立して後世にに遺す。 昭和四十二年四月 工友会」

「相模台の変遷」

松戸市教育委員会が建てた説明板


(平成14年4月25日初掲)