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旧宇品駅プラットホームの一部
宇品駅は広島駅から宇品の陸軍桟橋への人員・物資の輸送に供する目的で、明治27年(1894年)の日清戦争開戦直後に工事に着手、わずか16日の突貫工事で建設されたという。往時はプラットホームの長さが約560メートルもある大きな駅だったが、昭和61年に廃し、その後広島南道路の建設により大部分が撤去されてしまい、現在は写真にあるごく一部分が残されているのみである。
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線路跡から西の方角を見る
写真両端も元々は宇品駅の敷地であったが、現在は道路が貫通している。
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同じ位置から東の方向を見る
かつてはホームが延々とのびていたが跡形もない。
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広島陸軍糧秣支廠海岸倉庫跡にあるモニュメント
5年ほど前まで駅のホームに残っていた倉庫を取り壊して作ったモニュメントで、しばらくの間倉庫の残骸が近くに放置されていた。
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石組みの暗渠
駅跡の近くの空き地にある古い暗渠で現役で使われているらしい。石材がプラットホームのものと同じ種類のものであるので駅に関係あるものかもしれない。
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旧宇品警察署
駅とは関係ないが、近傍にあるので紹介する。
この建物は明治42年(1909年)に建てられたもので、当初は広島水上警察署と広島警察宇品分署が入っていたが、大正末期に分署は宇品警察署に昇格、水上警察は昭和12年に廃止となった。原爆の被爆時には宇品警察署庁舎であったわけだが、爆心地から4700メートルほど離隔していたため大きな被害を受けなかった。
終戦後も引き続き建物は使用され、昭和40年から56年までは広島港湾事務所として使用された。現在は広島港湾振興局により管理されているが無人で使用されていない。
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