正門跡
広島陸軍幼年学校は、陸軍幹部の養成機関として明治30年に開校、昭和3年に軍縮のため一旦廃校となった(当時は野砲兵第5連隊の南側、現在ひろしま美術館がある辺りにあった。)が、昭和11年になって旧歩兵第七十一聯隊跡に再興し、昭和20年までに合計3,345名の将校生徒を輩出した。
正門は、門柱が3本、修復されて今も当時の位置(RCC中国放送のすぐ北側の緑地帯内)に残っている。門の南側(手前側)には、当時まだ中堀が残っており、「城北橋」という細い橋が架けられていた。
なお、学校本部に掲げられていた菊花御紋章は、現在、陸上自衛隊海田市駐屯地に保管されている。
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