(沖縄県糸満市)
摩文仁の丘を沖縄県平和祈念公園から望んだところ。この細長い丘陵地が第三十二軍の最終拠点であった。この丘の向こう側は海である。丘の上は稜線沿いに各県や戦友会の慰霊碑が多数建立されている。
沖縄県平和祈念公園にある「平和の礎(いしじ)」。沖縄戦で死亡した人々の氏名が刻まれている。
樹木でほとんど見えないが、司令部壕への降り口付近から海を見下ろしたところ。
地下壕入口を見下ろしたところ。入口は断崖の途中にあり、しかも横を向いて開口しているので、丘の稜線上からも海上からも発見されにくい位置にある。コンクリート製の階段はもちろん戦後作られたもの。
入口右側にある記念碑と観音像。記念碑には「第三十二軍司令部終焉之地」と刻まれている。
地下壕内部の現状。中は岩盤がもろくなっており、危険なため入口は鉄柵で閉鎖されている。牛島軍司令官と長参謀長はこの奥で自決した。
(平成15年9月6日)