警務司帽章

台座は茶褐色の羅紗で、楯型七宝金属章の周囲を金モールの葉で囲んでいる。

警務司は民政部隷下の組織であり、日本の警察に相当する。職員は満人のみならず日系人も多数おり、帝政に移行した康徳元年当時の警務司長は日系人であった。

なお、警務司は、政府の治安機能一元化のため、後に軍政部に移管された。

写真のように、袴には長袴と短袴があった。

警務司長 理事官 長尾吉五郎

(康徳元年三月現在)

(平成十一年九月廿四日更新)

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