建國歌

(大同二年二月二十四日制定)

 

建国歌は、大同2年に国歌として制定されたものであるが、康徳9年9月5日に新国歌が制定されると「建國歌」と改名された。

《 鄭孝胥作詞 》

天地内有了 新満洲 (天地の中に新満洲あり)

新満洲 便是 新天地 (新満洲は即ち新天地なり)

頂点 立地 無苦 無憂 (天を戴き地に立ちて、苦なく憂なし)

造成 我國家 (ここに我が国家を立つ)

只有親愛並無怨仇 (唯、親愛あり、怨仇なし)

人民三千万 人民三千万 (人民三千万ありて)

従加十倍也 得自由 (よし十倍を加ふるも、自由を得ん)

重仁義 尚礼譲 (仁義を重んじ 礼譲を尚びて)

使我身修 (我が身を修む)

家已斉 國已治 (家すでに斉ひ、國すでに治まる)

此外何求 (他に何をか求めん)

近之則 與世界同化 (近くにしては即ち世界と同化し)

遠之則 與天地同流 (遠くにしては即ち天地と同流す)。


(平成11年9月4日掲載)

資料展示館に戻る

満洲帝國史料館に戻る