箱の材質は紙で、ふたに金文字で「満州國赤十字社正賛助員章女子用」と刻印されている。
デザインの意匠は、日本赤十字社の社員章と同じである。また、製造は日本で行われていた。
章は、十字を蘭花(満州帝国皇室の紋章)が囲むようなデザインになっている。
綬は、朱色に黄線2条が左右に配されている。
章の裏側には、満赤の創立日である「康徳五年十月一日」の年紀と「満洲國赤十字社」の文字が浮彫にされている。