大典記念章は、康徳元年(昭和9年)3月1日の、溥儀の満州帝國皇帝即位大典紀念の表章として賜ったもので、章身は円形で、表面に満州帝國皇室の紋章である蘭花及び相対する双鳳並びに「帝出乎震」の四字を識してある。なお、左の写真の綬は波状の文様があるものだが、元々はこのような文様のない平織りの綬が付いている(下の写真参照)。 この綬は元々のものが傷んだ為に別の綬に交換したもののようである。章の裏側には、中央に「大典紀念章」、左右に「康徳元年三月一日」の文字が識してある。 |
左の写真は、オリジナルの綬のままの大典紀念章である。 |