帝國陸軍・陸上自衛隊

俸給対比表

陸軍階級

陸軍俸給

(1ヶ月当たり最低等級)

陸軍俸給の

価値換算額

陸自/陸軍

比率

陸自俸給

(1号俸)

陸自階級

陸軍大将 550円 1,911,642円 31.0% 593,000円 陸上幕僚長たる陸将
陸軍中将 483円 1,678,770円 35.3% 593,000円 陸将
陸軍少将 416円 1,445,987円 34.5% 499,900円 陸将補
陸軍大佐 310円 1,077,471円 36.0% 388,900円 1等陸佐
陸軍中佐 220円   764,657円 46.3% 354,300円 2等陸佐
陸軍少佐 170円   590,871円 55.9% 330,300円 3等陸佐
陸軍大尉 122円   424,037円 66.9% 283,700円 1等陸尉
陸軍中尉 85円   295,435円 85.6% 252,900円 2等陸尉
陸軍少尉 70円   243,300円 0% 243,300円 3等陸尉
陸軍准尉 80円   278,057円 84.0% 233,800円 准陸尉
      −−− 227,900円 陸曹長
陸軍曹長 32円   111,222円 204.7% 227,700円 1等陸曹
陸軍軍曹 23円    79,941円 273.2% 218,400円 2等陸曹
陸軍伍長 20円    69,514円 279.0% 194,000円 3等陸曹
陸軍兵長 13.5円    46,922円 −−−    
陸軍上等兵 10.5円    36,495円 488.0% 178,100円 陸士長
陸軍一等兵 9円    31,281円 569.3% 178,100円 1等陸士
陸軍二等兵 6円    20,854円 783.0% 163,300円 2等陸士
      −−− 155,900円 3等陸士
註1: 陸軍の俸給は昭和20年頃の最低等級の1ヶ月当たりの俸給額
註2: 陸軍俸給の価値換算額は、少尉を基準とした。
註3: 陸自の俸給は平成12年の各階級の最低俸給額(1ヶ月当たり)

★ 補足説明 ★

※ 旧陸軍の俸給は、階級によって支給方法が異なっていた。 将校・准士官は年俸制、下士官は月給制、兵は10日毎に分割支給されていた。

※ 陸自の俸給は、旧軍とは異なり全員が月給制である。

※ 自衛隊と旧軍とは直接関係のない組織であり同一視すべきではないが、上掲の表で明らかなとおり、防衛庁の給与体系は年功序列制をベースとしているため、現実の職務内容や責任の大きさの度合を考えると、陸士が非常に優遇されている一方、肝心の幹部は階級が上がれば上がるほど割に合わないという逆転現象が生じている。 実際に隊員が受ける俸給は、勤務年数によって毎年加算されていくので、その結果、若い幹部より古い陸曹の方が2倍近い給料をもらっているというのが当たり前となっている。 また、旧軍や列国の軍隊のような被服手当(任官手当)制度が自衛隊にはなく、私物の被服類を購入する場合は全て自己負担となっている。

(平成13年1月27日初掲)


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