(現、陸自土浦駐屯地、霞ヶ浦高校、理想科学、農地、住宅地ほか)

 

雄翔館

 

陸上自衛隊土浦駐屯地内南側地区に建設された施設で、昭和43年に旧海軍予科練関係者によって設置された。

建物は自衛隊に寄贈されており、武器学校が管理運営している。

隣接する予科練記念館とともに阿見町における主要観光スポットとなっている。

 

建物の前には、聯合艦隊司令長官だった元帥海軍大将山本五十六閣下の像が建てられているが、これは平成16年に複製されたものである。

オリジナルは鉄筋コンクリート製で、既述のとおり、終戦直後に上下二分割されて処分された。

上半身は広島県江田島町の海上自衛隊幹部候補生学校にある教育参考館に安置されているが、下半身は当地で発見された後、なぜか破砕されてこの台座に混ぜ込まれているという。 もちろん陸上自衛隊側の意向ではなく、戦友会(海原会)の意向によるらしいが、筆者はまったく理解できない。 海上自衛隊に引き渡すべきではなかったのだろうか?

 

雄翔園は、雄翔館開設に先立ち、武器教導隊等の隊員により旧土浦海軍航空隊医務科第三・第四病棟跡地に造園されたもので、有名な予科練の碑がある。

 

予科練平和記念館

阿見町によって平成22年2月に設立された記念館で、「予科練揺籃の地」である阿見町と予科練との関係等について展示をしている。

展示物は意外と少ないのだが、貴重な物も多く一見する価値は大いにある。

 

300-0302

茨城県稲敷郡阿見町大字廻戸5番地1

Tel029-891-3344

Fax029-888-2470

http://www.town.ami.ibaraki.jp/yokaren/index.html

 

(平成23年3月20日掲載)